自転車を原付きに改造するときのチェック項目

自転車を原付きに改造するときのチェック項目

下記のリンクは当社のEサイクルDIYキットを使って、リカンベント自転車を原付き化した記事です。


ちなみにリカンベント自転車は漕ぎやすさを追求した自転車です。

このEサイクルDIYキットは、基本的にはDP215専用に作られていますが、いくつかの部品を自主製作すれば、好みのフレームを使って、自転車を原付きへ製作することが出来るかもしれません。
このリカンベント自転車を原付き化した記事はその良い例と言えると思います。

自転車を原付き化する改造に興味がある方の参考になればと思い、気をつけたいポイントなどを公開したいと思います。

1.おおまかな流れをつかむ

自転車をバイクに改造する時の大まかな製作の流れはこちらの動画を参考にしてください。

このくらいの作業の手間がかかります。
DIYが好きな人ならきっと楽しめます!
なんとなく出来そうだな~という方はきっとできると思いますが、難しそうと感じる方は完成品の購入をおすすめします。

2.製作にあたって検討しなければならないこと


ヘッドライトは保安基準の定義上では、前照灯と呼ばれる

保安基準を遵守した車両を作る

保安基準第59条~第67条の3までの細目告示・適用整理・別添資料にも適合させる。
ブレーキ性能や、灯火類などの保安部品の適切な取り付け。

下記に保安基準の簡易的な内容を挙げてみる。
まだ、この他にもあるし、細かい内容もあるので、これが全てではない。

  • 制動灯:光源8W以上、照明部10cm2以上必要。昼間30m後方からの点灯確認出来る。尾灯と兼用する場合は光度が3倍以上必要。
  • 尾灯:光源3W以上、照明部10cm2以上必要。夜間150m後方からの点灯確認出来る。赤色。
  • 番号灯:夜間8m後方からのナンバーの内容を確認出来る。白色。

…..etc

別添資料などもあるので、注意が必要

フレーム選び

自転車をバイクにカスタムする時に、誰もが一番最初に悩むベースとなる車両選び。
こちらの動画にはベース車両や部品の選定で失敗がないように心がけている点なども解説しています。

また、強度には明確な数値基準はないが走行中にフレームの破損はあってはならない。
最低でもJIS基準をクリアしたものを使いたい。

モーターが取付可能かの検討

ほとんどのフレームにモーターを取り付けることは出来ますが、いくつかの確認事項があります。
要件はISOLAのオーダーメイドEサイクルのページにまとめています。

モーターを取り付けようと思ったのに取り付けれなかった、というミスを避けるためにも確実に確認しましょう。

モーターの定格出力などの選定

モーターの定格出力により、排気量が決定されますので、注意が必要です。
また、使用する際のトルクや、速度などの条件により出力を決定します。

バッテリーの選定

希望の航続距離、また、モーターの出力に適したバッテリーを選びます。
モーターの駆動電圧と同程度の電圧が必要になります。
また、容量に関しては、モーターの最高出力と同程度かそれよりも大きい容量のバッテリーを選定するほうが無難です。
選定を誤った場合、著しくバッテリーの寿命が短くなったり、そもそも動かなかったりしてしまいます。

バッテリーなどの付随される部品をフレームにどのように配置し、取り付ける方法をどうするか

配線の取り回しやそもそも部品をどのようにフレームに取り付けるかを検討します。

3.EサイクルDIYキットが楽

蓄積された経験から、部品選定が行われている

原付き化では最低限でも上記のことを検討します。

EサイクルDIYキットなら、モーターとバッテリー、保安部品の選定なども、キットを流用すれば、比較的、簡単に行うことが出来ます。

このページでは、自転車を原付き化することに関することを書いていきたいと思います。これからも追記していく予定です。

自転車をDIYで原付き化するときの疑問などがあれば、コメントくださいね。

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